2020年1月5日(日)のザ!世界仰天ニュース傑作選 前日のチャーハンで命の危機!まさかの食の危険SPで、モロヘイヤのおひたしを2口食べただけで、呼吸が苦しくなり動けなくなった!
実はモロヘイヤには食べてはいけない危険な部分があったとのことで、モロヘイヤの毒についておさらいしてみました。
普段なにげなく食べているモロヘイヤに、毒があったなんて
我が家でも、モロヘイヤには栄養がたくさん含まれているので、おひたしにしたり、スープにしたり様々な用途でつかっています。
子供が口にして、中毒にでもなったら大変ですよね。
調べていくうちに、スーパーマーケットや冷凍食品などでは、まず毒性の心配をすることはないという結論になりました。
詳しくみていきましょう。
モロヘイヤに毒があるって本当?毒のある部位はどこ?
モロヘイヤの種子にはストロファンチジンという強心作用のある配糖体が含まれていて、これが毒性とされるものです。
近年の研究でこの物質は茎にも含まれることがわかりました。
また種子を守る莢(さや)や、発芽からまもない若葉にもストロファンチジンが含まれています。
毒性の持つので食べてはいけない部分をまとめると、「種子」「実」(莢や種子を含むため)「茎」「発芽してから収穫期に入るまでの若葉」となります。
基本的にスーパーで流通しているモロヘイヤは若葉の部分ですが、収穫期を迎えたものなので毒性はありません。
また加工食品などからも検出はされていませんので、もし毒性に気をつけるケースは家庭菜園をする場合です。
ほっと一安心ですね。
モロヘイヤの毒の症状は?
モロヘイヤの毒と言われているストロファンチジンは、人体に入るとめまい、動悸、吐き気、最悪の場合は心不全などを引き起こすこともあるといわれています。
心不全とは・・・
命にかかわりますね。気をつけましょう。
家庭菜園等でモロヘイヤの毒がある若葉の見分け方は?
家庭菜園しやすいとされているモロヘイヤですが、収穫期でないと毒性を持つ部位があるので、見分ける知識が必要となっています。
特に小さなお子様がいる場合や、ペットを飼っている場合は育てる前の、種の誤飲に注意してくださいね。
種子には毒性があり大変危険です。
さて上記で説明した毒性がある「発芽してから収穫期に入るまでの若葉」はどのように見分けることができるのでしょうか。
まず寒さに弱いモロヘイヤは春先から種や苗を植えることができます。
収穫は草丈が50cm~60cmまで成長したころ可能となっており、若葉の先端約10cm~20cmの部分を摘み取って収穫していきます。
手で簡単に折ることができる状態が一番おいしい時期とされています。
収穫できなくなる合図としては、花が開花した時です。
開花してからは茎にも毒性が集まり出し、莢が付き始めますので、食用には向きません。
毒性があるかないかの見分け方は、草丈の育ち具合となります。
50cmほど育つまでには種まきから、約4か月と言われていますので目安にしてください。
モロヘイヤの歴史と特性
日本に流通し始めたのは、1980年ごろからで宮城県大郷町などが有名な産地です。
収穫期は7月から10月で家庭菜園でも扱いやすいお野菜です。
栄養価も非常に高く育てやすいので、収穫期を間違えなければ良い野菜ですね。
可食部は刻んだり茹でたりすると特有の粘りが出てきます。
カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、食物繊維などが豊富な緑黄色野菜です。
抗酸化作用のあるクエルセチンも多く含むため、栄養価が極めて高く「野菜の王様」の異名を持つそうです。
かの有名な美女、クレオパトラも好んで食べたとか・・・
モロヘイヤについては以上です。
番組では、他にもナスの毒性についても紹介していました。
ナスに毒性があるといわれているのは、主に成分として含まれているアルカロイドのためです。
ジャガイモの芽のなかにあるソラニンはこのアルカロイドの一種で、神経毒性を持っています。また、熟していないトマトのなかに含まれているトマチンも同様の化合物で、これらはグリコアロカロイドと呼ばれています。
グリコアロカロイドは、血液を溶かす作用や神経を麻痺させる作用があり、ソラニンでは0.02g摂取しただけで人間の子供が中毒を起こした例があるなど、多く摂取するほど危険となる物質です。それに加えて、猫はもともと植物を食べる動物ではないため、野菜や果物などの消化吸収を苦手としています。とくに、トマトやナスなどには体を冷やす働きもあるため、ナス科の野菜を避けるべき理由の一つになっています。
ちなみに、ナスの毒がある部分は、根っこや茎など、普通なら食さない部分だということです。
これらは、虫を避けるために毒をもつようになったとのことで、納得ですね。
以上2020年1月5日(日)のザ!世界仰天ニュース傑作選について、調べました。