2020年3月7日 激レアさん放送で、山籠り、断食などハチャメチャな修業をした結果、ギャグ漫画家の登竜門・赤塚賞で29年ぶりの入選者になっちゃった人とは、一体どのような方でしょうか。
赤塚賞で29年ぶりの入選作、うすた京介・つの丸・増田こうすけらも称賛した?
次回の激レアさん、29年間入選が出なかったギャグ漫画の登竜門「赤塚賞」で入選を勝ち取った天才・おぎぬまXさんです。山籠りに断食などメチャクチャな修行で四コマ漫画を極めし男。すごく面白かったです。ゲストの要潤さんをお題に即興で四コマを考えたり、くっきーさんとの四コマ漫画対決も!ぜひ
— 舟橋政宏 (@bashi_funa) February 29, 2020
本日12月2日に発売された週刊少年ジャンプ2020年1号(集英社)にて、第91回赤塚賞の選考結果が発表され、おぎぬまX「だるまさんがころんだ時空伝」が入選を果たした。なお同賞で入選が出るのは29年ぶりのこと。
赤塚賞は集英社によるギャグマンガを対象とした新人賞。第91回の審査委員は中野博之週刊少年ジャンプ編集長、矢作康介ジャンプスクエア編集長、事務局長の大西恒平週刊少年ジャンプ副編集長のほか、麻生周一、うすた京介、大石浩二、つの丸、増田こうすけが務めた。
「だるまさんがころんだ」を題材にした同作について、うすたは「シュールな短編映画のよう。たった15Pとは思えないほど深い」、つの丸は「読みやすく面白かった。雰囲気もいい」、増田は「展開に驚きがあって飽きさせないし、キャラの表情も面白かった」と講評でコメントした。同作は2020年2月4日発売のジャンプスクエア3月号(集英社)に掲載される。
ギャグマンガの新人発掘として知られる赤塚賞から29年ぶりに入選者が現れた。過去90回のうち、入選者はわずか5名という超難関を突破したのが、おぎぬまXだということですが、一体どのような人物でしょうか。
本名は、荻原竜太さんです。
過去のインタビュー記事がありましたので、紹介します。
中学時代からマンガ家になるべくあがいた、彼のジェットコースター半生をたどる!
■中学時代からテントでマンガ評
——そもそもマンガ家を目指したきっかけは?
おぎぬま マンガ家を目指し始めたのは中学時代からですね。とにかくマンガが好きだったんですけど、20年くらい前ってそれだけでオタク扱いだったんですよ。『ジョジョ(の奇妙な冒険)』を読んでるだけで、全身の関節を曲げられるいじめを受けたり。
——偏見がひどい!
おぎぬま ただ、偶然にも課外活動のボーイスカウト仲間ふたりがマンガ家を目指していたんですよ。夜中に50kmくらい歩くナイトハイクの間、ずっとマンガについて語ったり、とにかく熱量がすごくて。そのときにマンガ家になりたいと打ち明けたら、彼らも「俺も」と。
——初めてのマンガ仲間に出会ったわけですね。
おぎぬま それからは1ヵ月に1本マンガを作って、キャンプのときにテントの中で誰が一番うまいとか構成力があるかとか、朝まで作品を批評し合ってました。
1ヵ月に1本マンガを作ったって、けっこうペースが速いですよね。
誰が一番うまいとか構成力があるかとか、朝まで作品を批評し合うような仲間がいてこその結果でしょうか。
おぎぬまXさんの経歴は?
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漫画家として、
昨年2019年12月に、「だるまさんがころんだ時空伝」で
第91界赤塚賞に入選したほか、
(出典:https://twitter.com/)
同年同月、第22回にいがたマンガ大賞で、
「おぎぬまX 4コマワークス」で
【一般部門 コママンガの部】奨励賞を受賞!
また、2020年3月には、ジャンプ小説新人賞2019で小説「地下芸人」にて銀賞を獲得しています。
『ジャンプ小説新人賞2019』に投稿した小説が銀賞をいただきましたっ…!!
うおお〜〜〜っっ…!!
小説を書いた経緯は、不思議な縁があったのですが、いつかお話しできたらと思いますっ。
今週の週刊少年ジャンプにて結果発表がされています。ぜひチェックしてくださいませ〜っ!!くぅ〜っ…!! pic.twitter.com/0GvhTURDje
— おぎぬまX (@oginuma_x) March 1, 2020
今オフラインしてますが面白いと思います〜
当たり前だけどおぎぬまXさんほんとに面白かったな https://t.co/aF02sbNdfe pic.twitter.com/7xZ3QGM9QG
— 舟橋政宏 (@bashi_funa) March 2, 2020
こちらでは、ウィキに反映したという情報も・・・
#おぎぬまX
妹(ちま)がウィキ作成→本人に誤りがないか確認と追加質問(名前の由来)→★わたしがメモ→★妹に内容共有→★妹がウィキに反映 https://t.co/6SuwVHTLhE pic.twitter.com/0amoGBSrN8
— プラ子 (@purako_blog) March 5, 2020
ライブ出演のほか、裸で新店オープンに並ぶなど、体を張っていた芸人時代があった?
なんと、おぎぬまさんは芸人も経験しているということですが、一体どのようなことでしょうか。
月収600円や、ギャラが餅1個だったなど、苦しいこともあったようですが・・・
芸人時代を振り返り、このようなコメントを残していました。
おぎぬま それが、ふたつ後悔があって……。実はYouTubeに僕のネタ動画がひとつだけ上がってるんですけど、超つまんないんですよ。なんの練習もせず急に会議室でやらされて、これがおぎぬまXだって思ってほしくないです。もうひとつが「夢のボインボール」っていうしょうもないおっぱいネタがあるんです。それがすこぶる評判悪くて、悔しいからマンガにもしたんです。『ジャンプ+』に掲載されているんですけど、今回の赤塚賞フィーバーでも150人くらいしか読んでなくて……。どうにか日の目を見て成仏させたいんです!
——また下ネタ! しかし、その5年後に、いよいよ赤塚賞を獲(と)ることになります。
おぎぬま 芸人の道も捨てて背水の陣だ、1年以内にデビューできなかったらもう終わりだと思ってて、その年だけで17回くらいマンガ賞に応募しました。2ヵ月で60ページ描いたり。そのときも、たまたまバイト先でマンガ家を目指す仲間に出会えて助けられました。今考えると、学生時代からRPGみたいに仲間が増えていった気がします。
——マンガ漬けの1年で可能性が見えたんですか。
おぎぬま それが全然。一応1次選考を通ったりはして、泣きの1年と決めて翌年はアシスタントをやろうと決めました。ただそれが、それまでで一番の地獄でしたね。
——厳しい先生についてしまったとか?
おぎぬま 違うんですよ。そもそも絵がヘタで全然雇ってもらえず、やっと漢気(おとこぎ)のある先生に出会えたんですけど、やっぱり絵がヘタすぎて役に立たず。力不足を痛感し、それがツラすぎて半年で辞めて。
現在では、賞も獲得し、有名になったおぎぬまさんにも、苦しい時代があったのがうかがえます。
今後の活躍にも期待したいですね。